2012年8月27日月曜日

長期金利の上昇は本当に起こるのでしょうか?

国債の引き受けての不足は、世界連鎖株安で、海外の資本が引き上げられ、国民の貯蓄(預貯金)が金融機関を通じてほとんど国債等に投資された段階で発生するであろうことは推測できます。

そこで確実になされるであろう、日銀の国債引受が長期金利にどれだけ悪影響を及ぼすのか疑問に思います。
悲観的に見れば市中に過剰に貨幣が供給されることで(ハイパー?)インフレが起きるといわれていますが本当でしょうか?

戦中や戦後各国が戦費調達や戦後の復興資金の確保のため国債引き受けの手段を取り、激しいインフレに見舞われたことは事実です。
しかし当時は生産力が無いのにもかかわらず、通貨増大策を取ったため需給バランスが崩れインフレとなったのです。
背景として強い物的欠乏が存在していたのは雪竹氏もご指摘している通りです。

一方で現在は既に金余りであるにもかかわらず、インフレは起こらず、むしろデフレが進行しつづけています。

では、金融市場に国債の日銀引受がもたらす弊害はなんでしょうか?

なんとなく不安にも思えるのですが、楽観論の立場をとるとどこまでも数字のマジック=観念世界のできごとであり、皆がその状態を問題視しなければどこまで財政赤字が増えてもパニックには至らないという仮説も成り立つような気がするのです。

辻一洋

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